肉体改造を自宅で行うと決めた時、次に悩むのが「何を揃えればいいのか?」という問題です。
ネットで調べると「ハーフラックを置こう」「可変式ダンベルが最強」「インクラインベンチは買うべき」といった情報が出てきますが、正直なところ、日本の一般的な住宅事情(特に家族と暮らしている場合や、部屋数が限られている場合)では現実的ではありません。
私もトレーニング専用の部屋はもちろん用意できませんし、何より普段の仕事や生活動線がトレーニング機材によって邪魔されるような形にするのは避けたいと考えました。
今回は、生活動線を一切邪魔せず、約総額3万円で揃う「高身長・過体重男性のための最適解」として私が選んだ機材リストを公開します。 また、過去の失敗から学んだ「買わなくてよかった(買って後悔した)機材」についても正直にお話しします。
機材選びの絶対条件:「生活の邪魔をしないこと」
私が機材を選ぶ上で、機能性以上に重視したのが以下のポイントです。
- クローゼットに仕舞える、収まる範囲で購入すること
出しっぱなしにすると、部屋が狭くなり、家族にも嫌がられます(経験済み)。使う時だけ取り出し、終わったら隠せるサイズ感が必須です。 - トレーニングを始めるのに時間がかからないこと
「重さを付け替える」「ネジを締める」といった手間があると、ズボラな私は続きません。手に取ってすぐ始められるシンプルさを重視しました。
この基準で厳選した「正解機材」が以下の5つです。
私が選んだ「正解機材」リスト(総額 約28,600円)
1. 懸垂台:STEADY ST101(約7,900円)
【役割】背中の強化、姿勢矯正
懸垂台を調べると200cm前後のコンパクトなものから230~240cmくらいの大きめのもの、懸垂代ではなく、ドアなどに取り付けるバーのみのもの等、本当に種類が沢山あります。
その中で私は今回あえて「自立式のコンパクトなモデル」を選びました。理由としてはクローゼットにすっぽりおさまるサイズだから、です。
かなり以前の話になるのですが、一度だけ健康・ぶら下がり目的で家族みんなが利用できるものを買おうと、張り切って高さ230cm以上の懸垂台を買ったことがあるのですが、大きすぎて生活スペースを圧迫し、結局邪魔になって結果的に処分した経験があります。
今回はそうならないようにしたいなと思い、このコンパクトなモデルを選びました。このモデルは高さが最大207cm。身長185cmの私には低いのでは?と心配しましたが、膝を曲げれば全く問題ありませんでした。耐荷重も150kgまでと余裕があり、それも決め手になりました。
フレームも結構軽量なので、万が一トレーニングをしなくなっても処分しやすい点もメリットかもしれません。
2. TheFitLife トレーニングチューブ 筋トレチューブ 懸垂チューブ:4本セット(約3,000円)
【役割】懸垂の補助
体重96kgの私が、いきなり懸垂をするのは不可能でした。このゴムバンドを足に引っ掛けることで、体重を相殺し、適切な負荷で背中を鍛えることができます。 1本だけでなく「強度が違う4本セット」を買ったのが正解でした。成長に合わせてバンドを弱くしていくことで、ゲーム感覚でレベルアップが実感できます。
3. 固定式ダンベル:FIELDOOR カラーダンベル 6kg/12kg 各2個セット(計 約11,000円)
【役割】ブルガリアンスクワットの負荷追加のため、汎用
今の流行りは「可変式ダンベル(カチャカチャと重さを変えられるもの)」なのかなと思いますが、私はあえて昔ながらの「固定式」を選びました。
理由はシンプルで、可変式は「デカくて、痛くて、面倒くさい」からです。 可変式は構造上どうしてもごつく横幅が広くなり、体に当たると痛いですし、種目を変えるたびにダイヤルを回したり、安いモデルは付け替えるのが意外とストレスになります。
固定式なら、手に取った瞬間からトレーニングが始められます。私が選んだのはFieldoorさんのカラーダンベルシリーズで見た目もポップで威圧感がなく、クローゼットに転がしておいても様になります。
持ち手の部分もクロロプレンゴムでカバーされているので、冬でもひやっと冷たく感じないですし、持ちやすいのでかなり気に入っています。
重さですが、私の場合は胸トレはダンベルプレスではなく、自重を活かして「腕立て伏せ」で行うことに決めたので、そもそも高重量のダンベルは不要でした。
元々家に3kgのダンベルはあったので、6kgと12kgのものを購入し、それ以上の負荷追加については、後で紹介するウェイトベストで調整することにしました。
4. プッシュアップバー(約1,000円)
【役割】胸のストレッチ、手首の保護
腕立て伏せはダンベルとベンチを使ったダンベルプレスやフライに比べると胸のストレッチが弱いのですが、これを使うことで同じくらいの感覚になります。
また私は体重が重いせいもあって、普通に腕立て伏せをやっていると手首が先に痛くなります。プッシュアップバーがあればその軽減にもなります。
安価ですが胸トレの時に必須だと思っています。
5. ウェイトベスト:20kg(約8,800円)※購入予定
【役割】全種目(ブルガリアンスクワット、懸垂、腕立て伏せ)の負荷底上げ ※これはトレーニングが進んでから購入予定の「未来の切り札」です。
私は1年で「マイナス14kg」の減量を目指しています。 つまり、順調に痩せれば痩せるほど、私の武器である「自重トレーニングの高負荷」は軽くなってしまいます。その軽くなった分を補填し、さらに負荷を上乗せするために、この「20kgベスト」を導入する計画です。
ダンベルだと負荷として追加できる種目が限られますが、このウェイトベストは腕立て伏せでもブルガリアンスクワットでも懸垂でも負荷を追加できます。 また手が塞がらず、ダンベルとの併用も可能なので、自重中心の自宅トレーニングには最適な商品だなと思いました。
ちなみに30kgのタイプもあるみたいなのですが、20kgでも十分重く、これ以上だと肩にも負担がかかるので20kgタイプを選ぶ予定です。 このベストが必要になるくらい、身体が軽くなる日を目指して頑張ります。
合計:約31,800円 ジムの会費約3〜4ヶ月分で、トレーニング環境が整いました。
買わなくてよかった「後悔機材」リスト
逆に、検討したけれど買わなかったもの、あるいは過去に買って「失敗した」と思ったものです。
可変式ダンベル(特に1万円以下の安いもの)
10年前くらいに宅トレをする時に「そこそこ重くて(MAX20kg)、安い」という理由で買いましたが、あまり快適ではありませんでした。一つは重さの変更で、重さを変える時にいちいち取り外ししたりするのが面倒でした。
またベンチ台でダンベルプレスをする際にオンザニー(膝にダンベルを乗せる動作)が痛くてできず、結局使わなくなりました。
インクラインベンチ
ベンチはインクラインやデクラインの調整ができるものがいいよ!とYoutubeで見て、可変ダンベルと共に購入しましたが、こちらも当時最終的に処分しています。
本格的にボディメイクする人ならいいかもしれませんが、効かせる場所を変えるために、細かく傾きを変えてトレーニングする機会も時間も残念ながら私にはありませんでした。というかできませんでした。
もし買うならフラットベンチで十分かなと思います。
「ダンベルプレス」などをやるなら必須ですが、私のように腕立て伏せで鍛えるなら不要と思います。ブルガリアンスクワットで足を乗せるのは、椅子やソファで十分代用できます。
大きい懸垂マシン
健康・ぶら下がり目的で家族みんなが利用できるものを買おうと、張り切って高さ230cm以上の懸垂台を買ったことがあるのですが、大きすぎて生活スペースを圧迫し、結局邪魔になって結果的に処分した経験があります。
設置場所やサイズをよく確認し、後々邪魔にならないか、処分するときに大変じゃないかなど色々考えてから購入をお勧めします。
ある程度筋肉が育って、脚がつかないような環境で懸垂を思う存分にやりたい、となったら公園の鉄棒やジムに行くというのも手だと思います。
エアロバイク
これも家族共用で昔購入しましたが、結局使わなくなりました。(結構アルアルだと思います。)
私の場合は冬は「除雪」がありますし、雪が降らないシーズンは「Fit Boxing」の方が場所を取らず、楽しみながらできると思い、今回は最初から頭にありませんでした。
その他の失敗たち
加圧シャツ: 着るだけで痩せることはありませんでした。ただ苦しいだけです。
ケトルベル: 特定の種目には良いですが、ダンベルの方が汎用性が高いです。
懸垂専用の補助チューブ: 足を乗せるパッドがついているタイプもありますが、普通のゴムバンドの方が、他のストレッチなどにも使えて便利でした。
生活に溶け込む自宅ジム完成しました!
私のトレーニング器具は、全てクローゼットの中に収まっています。 トレーニングをする時だけ扉を開け、終われば閉じる。 部屋にはダンベル一つ転がっていません。
仕事の邪魔にもならないし、生活に溶け込んだ感じがして、これらの選択をして良かったと思います。
たった3万円弱の投資で、私の部屋は「順番待ちのない専用ジム」に変わりました。 まずはこの環境で1年間、自分を変えるための実験を続けてみようと思います。

