「デブは脚が強い」は本当か?AIに解析させたら、私の96kgは「10年間のウェイトトレーニング」だったと判明した話

AIトレーナーに聞いてみた

明日からの肉体改造スタートに向け、自分の筋力を測定する「負荷調整」を行っていた時のことです。

懸垂は1ミリも上がらず、腕立て伏せは膝をつかないとセットが組めない。 予想通り、私の上半身は貧弱そのものでした。長年のデスクワークと運動不足が作り上げた、典型的な「動けないおじさん」の姿です。

しかし、不思議なことが起きました。 一番きついと覚悟していた脚のトレーニング「ブルガリアンスクワット」だけが、なぜか想定以上の回数をこなせたのです。

体脂肪率26.5%、運動不足の96kg。 なぜ上半身はボロボロなのに、脚だけは標準以上の強さを維持していたのか?

不思議に思い、私の専属トレーナー役である「AI」にこの現象を分析させてみたところ、私の過去10年間の生活習慣に関する、ある意外な事実が判明しました。

実践データの謎:懸垂0回 vs スクワットの余裕

まずは、私が先日行ったテストの結果をご覧ください。

上半身の結果 懸垂(背中):ぶら下がるだけで精一杯。自力では1回も上がらない。 腕立て伏せ(胸):10回はできるが、フォームが崩れる。膝つきでないとセット練習は不可。

下半身の結果(ブルガリアンスクワット) 自重:片足でバランスを取りながら10回×3セットを完遂。 ダンベル追加(+12kg):片手に6kgずつ持っても、10回×3セットを完遂。

本来、ブルガリアンスクワットは自重でもバランスを取るのが難しく、筋力的にもハードな種目です。 ましてや私は96kg。片足にかかる負荷は相当なものです。そこにさらに12kgのダンベルを持ったにもかかわらず、私は「あれ?まだいけるかも」と感じていました。

上半身は初心者以下なのに、なぜ下半身だけ中級者並みの負荷に耐えられるのか。 このアンバランスさは一体何なのか。

AIトレーナーの分析「あなたは毎日、重りを背負って生きてきた」

この疑問をAIにぶつけてみました。 身長、体重、体脂肪率、そして今回のテスト結果。これらを伝えて「私の身体で何が起きているのか」を解析してもらったところ、AIはこう答えました。

「驚くことではありません。あなたの脚は太ってからの10年間、毎日96kgという高負荷トレーニングを続けてきたのと同じだからです」

AIが提示したキーワードは「抗重力筋」でした。

人間が地球上で立って歩くとき、重力に逆らうために常に働いている筋肉があります。それが太もも、ふくらはぎ、お尻などの下半身の筋肉です。

標準体重を60kgとした場合、96kgの私は常に「36kgの米袋」を余分に背負って生活していることになります。 階段の上り下り、トイレに立つ動作、そして冬場の雪かき。 私にとっては「ただの日常動作」でしたが、筋肉にとっては「常に36kgの加重ベストを着てスクワットをしている」のと同じ状態だったのです。

私は自分のことを「運動不足のデブ」だと思っていました。 しかし、脚の筋肉という視点だけで見れば、この10年間、休むことなく高重量トレーニングを継続していた「隠れアスリート」だったというわけです。

脂肪という分厚いカバーの下で、私の脚のエンジン(筋力)は、軽自動車ではなくダンプカー並みに育っていました。

残酷なコントラスト:なぜ上半身は「貧弱」なのか?

ここで新たな疑問が湧きます。 「重い体重が筋肉を育てるなら、なぜ上半身(胸や背中)はあんなに弱いのか?」

AIの回答は残酷かつ論理的でした。 「上半身は、重力との戦い方が違うからです」

脚は、重力に「逆らって」身体を持ち上げるために筋肉を使います。 一方で、デスクワーク中心の上半身は、気を抜くと重力に「負けて」楽な方へと崩れていきます。

背中は丸まり、肩は前に落ち(巻き肩)、首は前に出る(ストレートネック)。 これらはすべて、重い上半身を筋肉で支えることをサボり、骨や靭帯に寄りかかって楽をした結果の姿勢です。

太ってからの10年間。 脚は重さに耐えるために「進化」しましたが、上半身は重さを支えきれずに「崩壊」しました。 その結果が、「脚力は強いが、フレーム(姿勢)はボロボロ」という、現在の私のアンバランスな肉体です。

AIが示した今後の戦略

この分析を受けて、これからの肉体改造の戦略がより明確になりました。

1. 脚(強み)はさらに伸ばす 「デブは足が強い」は本当でした。このアドバンテージを活かさない手はありません。 ブルガリアンスクワットでは、遠慮なくダンベルを持ちます。強い脚力を、全身の代謝を爆上げする「メインエンジン」として稼働させます。

2. 上半身(弱点)はゼロに戻す 懸垂と腕立て伏せの目的は、筋肉を大きくすること以前に、「重力に負けたフレーム」を修理することです。 丸まった背中を広げ、落ちた胸を引き上げる。まずはマイナスをゼロに戻す作業から始めます。

太っていた10年間は、無駄ではなかったのかもしれません。 少なくとも、私の脚には「96kgを支えてきた」という確かな実績が残っていました。

このダンプカーのような脚力を武器に、明日からボロボロの上半身を叩き直していきます。

※免責事項 本記事の内容は、筆者個人の体質や生活環境(寒冷地・重労働)に基づいた体験記録および検証中の仮説です。医学的な効果を保証するものではありません。食事療法や運動を行う際は、ご自身の体調に合わせて無理なく実施してください。

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